ルウとリッキーの優しい時間、ジョン様の〇〇〇、エミリコの大作戦。
週刊ヤングジャンプにて連載中の「シャドーハウス」(ソウマトウ)アニメ第9話! ケイト様絶体絶命……!
アニメキャプチャの代わりに毎話イラスト付きでシャドーハウスアニメを語るブログ。今回も、感想とアニメオリジナル展開についての考察、放送応援ファンアートを掲載する。
!注意!ここから、アニメ9話、原作4巻のネタバレが含まれています。
第九話「鳥籠と花」
あらすじ
シャドーハウスからお披露目を観覧する「3階」のシャドーたち。彼らの目的は「シャドーと顔の一体化」だった。
協力しなければ開けられない回転扉の前で、ジョン・ショーンペアと、パトリックを探すリッキーが相対する。リッキーはルウの大鋏を背負っていた。
ショーンの勘違いから交渉は決裂し、リッキーが引き返そうとしたその時、通路の先から転がってきた大岩がリッキーを襲う。
偉大なるおじい様がシャベッタァァァァ!! 徐々に明かされる「大人のシャドー」たちの思惑。
今回、冒頭からかなり重要な事実が明かされる。
「顔は奪うためにある」--前回ラストのエドワードのように、「顔」と「シャドー」が一体化したものが、「おじい様と共にある棟」の人々なのである。
エミリコたちもいずれそうなるのだろうか?
今回の「お披露目」はシャドーハウスの歴史からしても、かなり特別な趣向が凝らされているようだ。
それを「能力開花に繋がった」として評価するソフィ(蝶)。「シャドーへの忠誠心が上がる」として一部認めるドロシー(セクシー)。中立の立場のジョゼフ(アゴ)に、「顔に情がうつる」と嫌悪するライアン(モサモサ頭)。
そして、「偉大なるおじい様」は……
一番奥の椅子に巨体を預け、微動だにせず、「なかなか面白いお披露目だ」と満足そうな声を出す。
窓に張り付いてオペラグラス片手に観覧する他のシャドーとは違い、部屋の奥にゆったりと座ったまま成り行きを眺めている様子のおじい様。本当に見えているのだろうか?
あまりに気配がないためお飾りかと思いきや、それなりにこのお披露目を楽しんでいるようではある。
ただ、3階のシャドーたちと言葉を交わす様子がないのが気になる。おじい様が話せば3階のシャドーたちはおじい様を見るが、それに返事をしたり、3階のシャドー側から話しかける描写はない。
単に「おじい様に話しかけるなんて畏れ多い」ということなのか、それとも……?
隠されたジョン様のすす能力! リッキーに殴られた"借り"を忘れてないショーンとの口ケンカの行方は……
今回、またまた株を上げたこどもたち。
色んな意味で、一番インパクトの大きかったのがジョン様である。
「(こっちの道なら)ケイト様の様子も伺えますよ」と気を利かせたショーンに、「ケイトとは会わない……」と口ごもりつつ、「でも助けを求めていたら行くけどなッ」と力強く語るジョン様かわいい。
ショーンとリッキーのケンカにも「俺(シャドー)がいたらズルい」と知らんぷりしつつ、スコア係になるところもお茶目。
リッキーからの懇願を受け止め、無言で身代わりになってからの、全てを解決する物理パンチ--通称「ジョンパンチ」!
強化系能力者のジョン様のおかげで、リッキーは一命を取り留めるのだった。
エドワードからの殺意満載な大岩転がしからの、これまでの小物悪役ムーブからは信じがたい、心からパトリック様を思うリッキーの涙も一つの見所だった。
そして、ラムとシャーリー。前回のエミリコとの号泣会話があったから、ラムの頑張りが活きてくる。
ランタン、ちゃんと役に立ってる! 「暗いのが怖いから」という後ろ向きな理由ではなく、前に進むために。
「袋を切って掃除姿になる」というアイデアもエミリコから受け継いだもの。「シャーリー様とお披露目に受かりたい」とエミリコに語った気持ちが、ラムの心に灯りとなって輝き続けている。
ルウの本心スマイルにも触れざるを得ない。リッキーへの無表情大接近→軽蔑見下しで揺さぶりを掛けてからの全力スマイルなんて、ルウは小悪魔どころか魔性の女である。無自覚なら余計タチが悪い。なんか、この二人だけラブコメしてない?
エミリコとケイト様の鉄格子越しのおしゃべりシーンがあって良かった……
ようやく再会したふたり。涙の代わりに溢れ出す言葉を止められないエミリコと、それに本当に優しく応えるケイト様がとても好き。
エミリコの前だからこそ、あえて気丈に、気高く振る舞っていたケイト様が、ついに鎖が一本になり、「怖い……!」と小さく震える姿が辛い。
最後はエミリコのスーパーアクロバットで二人は無事着地するわけだが、あのシーンに至るためには、お披露目に参加した(ほぼ)全員の協力が必要不可欠だった。
ケイト様の元へ辿り着くためには、ラム・ショーン・ジョンの知恵と情報が。棘の草を刈り取るためには、ルウの鋏とルウ・リッキーの協力、そしてパトリックのエミリコを助けようという思いが。
ケイト様の言うように、それはエミリコがみんなを変えた結果だ。
そもそも、ケイト様がこんな激ムズ仕掛けに閉じ込められたのはエミリコの行動(人助け)が一因でもあったわけだが、その失敗を同じ行動(人助け)で取り返すエミリコのブレなさは強い。
9話放送記念イラスト(ファンアート)はこちら。Twitterで「#シャドーハウスギャラリー」の参加作品として投稿したもの。
ジョンパンチのために参考資料を集めようとしたら、ルパン三世ばっかり出てきたり(モンキー〇〇〇)、ジョン様はそんなにオラオラしてなかったり、ワンパンで解決する類似の人がいっぱいヒットしたのは余談である。

シャドーハウスアニメも残すところ4話?! この後、アニメオリジナルストーリーはあるのだろうか……。
→アニメ「シャドーハウス」第10話感想・考察へ
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